グルテンフリーダイエット、本当に必要？

2023年8月31日

グルテンフリーダイエットとは？

グルテンフリーダイエットは、主に小麦、大麦、ライ麦などに含まれるたんぱく質であるグルテンを避ける食事スタイルです。主にセリアック病患者やグルテンに対する過敏症を持つ人々に推奨されることがあります。このダイエットでは、グルテン含有の食品を避ける一方で、野菜、果物、肉、魚、乳製品、グルテンフリーグレイン（米、キヌアなど）などを摂取します。ただし、健康的な食事バランスを保つためには、専門家のアドバイスを求めることが大切です。

グルテンフリーダイエットのメリット

セリアック病や非セリアックグルテン過敏症の症状の改善：適切なグルテンフリーダイエットによって、これらの疾患に伴う消化器系の問題や他の症状が軽減されることがあります。
消化不調の緩和：一部の人々はグルテンを消化しにくいため、グルテンを避けることで消化不良や腹部の不快感が改善されることがあります。
健康的な食事選択の促進：グルテンフリーダイエットは一般的に穀物や加工食品の摂取を減らす傾向があり、代わりに野菜、果物、タンパク質源を選ぶことを奨励します。
グルテンに対する過敏症の症状の緩和：グルテンに対する過敏症がある人々は、グルテンを避けることで頭痛や疲労感などの症状が改善される可能性があります。
体重管理の支援：グルテンフリーダイエットが適切に行われると、無駄なカロリーや加工食品を制限することができ、体重管理に寄与することがあります。

ただし、グルテンフリーダイエットを実践する際には、必要な栄養素を摂取するためにバランスの取れた食事を心がけることが重要です。専門家のアドバイスを受けながら取り組むことをおすすめします。

グルテンフリーダイエットが効果的な人

セリアック病患者：セリアック病は、グルテン摂取によって小腸が損傷する自己免疫疾患です。セリアック病患者は厳格なグルテンフリーダイエットを守る必要があります。
非セリアックグルテン過敏症の人々：セリアック病ではないが、グルテンに対して過敏症の症状を抱える人々も、グルテンフリーダイエットで症状を改善できることがあります。
自己免疫疾患を持つ人々：一部の自己免疫疾患（例：甲状腺疾患、関節リウマチ）は、グルテンの摂取と関連している可能性があり、これらの人々も効果を感じることがあるかもしれません。
消化不良や腸の不調を抱える人々：一部の人々はグルテンを消化しにくいことがあり、それによって消化不良や腸の不調を経験することがあります。グルテンを避けることでこれらの症状が改善されることがあります。

ただし、グルテンフリーダイエットが適切な場合でも、バランスの取れた食事を確保することが大切です。専門家の指導を受けながら取り組むことをおすすめします。

結局大事なのはバランス

グルテンを避けてお米中心にすると栄養バランスが整いやすいですし、日本人は小麦を消化する力が弱い人が多いのも事実です。しかし、アレルギーでもないのに大好きなパンを無理して我慢したら暴食に繋がりかねません。毎日3食小麦製品なんていう極端なことをせず、小麦製品は1日1食までにする等、簡単なことから始めて身体の変化を観察しながらダイエットしていくのが1番だと思います。