ストレスで太る仕組み|なぜ心の負担が体重に影響するのか?
どうも。主婦です。「最近ストレスが多くて、気づいたら体重が増えていた…」そんな経験はありませんか?
実は、ストレスと体重増加には明確な生理学的なつながりがあります。
本記事では、ストレスが私たちの食欲や代謝にどのように影響するのか、その仕組みをわかりやすく解説します。
1. ストレスがかかると、まず“ホルモン”が動く
ストレスを感じたとき、体内では「コルチゾール」というホルモンが分泌されます。
コルチゾールは本来、危機に備えるための大切なホルモンですが、分泌が続くと以下の悪影響が出ます。
• 食欲が増える
• 脂肪をため込みやすくなる
• 特にお腹周りに脂肪がつきやすい
つまり、強いストレスが長く続くと、太りやすい体質へと変わってしまうのです。
2. “甘いものが食べたい”のは脳のサイン
ストレスがたまると、無性に甘いものや脂っこいものが食べたくなることがあります。
これは意志の弱さではなく、脳が「手っ取り早く癒やされたい!」とSOSを出しているため。
甘いものや高脂肪の食品は、脳内で“幸せホルモン”と呼ばれるセロトニンやドーパミンを増やし、一時的にストレスを和らげます。
しかし、これはあくまで一時しのぎ。
続けてしまうと、自然とカロリーオーバーになり、体重増加につながります。
3. ストレスは“代謝”まで下げてしまう
ストレスが多いと、体は危機状態と判断して省エネモードに入ります。
その結果…
• 基礎代謝が低下
• エネルギー消費量が減る
• 脂肪が燃えにくくなる
「食べる量は増えていないのに太る」という現象は、この代謝低下が原因の一つです。
4. 睡眠不足も太る原因に
ストレスは睡眠の質を下げます。
睡眠不足になると、次のようなホルモンバランスの乱れが起きます。
• グレリン(食欲を増やす)↑
• レプチン(食欲を抑える)↓
つまり、ストレス → 睡眠不足 → 食欲増加 という悪循環へ。
5. ストレス太りを防ぐ方法
「ストレスはゼロにできない…」
そう思うかもしれませんが、対策はあります。
✔ 軽い運動を取り入れる
散歩やストレッチでもOK。コルチゾールが下がりやすくなります。
✔ 睡眠の質を上げる
スマホを寝る前に見ない、入浴時間を工夫するなど簡単な改善でも効果的。
✔ 食事を“一気に”変えようとしない
スイーツを完全に禁止するより、回数や量を少しずつ調整する方が長続きします。
✔ こまめに休息をとる
深呼吸、短い休憩、趣味の時間など、ストレスのリリースが大切。
まとめ
ストレスが原因で太るのは、単なる気のせいではありません。
ホルモン、脳、代謝、睡眠…さまざまな仕組みが複雑に関わっています。
大切なのは、「ストレスをゼロにする」ことではなく、
ストレスとうまく付き合いながら、自分の体と心を整えていくこと。
あなたの生活に、少しでも心と体をケアする時間が増えますように。
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