塩分の摂りすぎで起こるデメリットと減塩するコツ
私たちの食生活に欠かせない“塩(ナトリウム)”。料理の味を整える大切な存在ですが、摂りすぎると健康にさまざまな悪影響を及ぼします。
今回は、塩分過多で起こるデメリットと、今日から始められる減塩のコツをご紹介します。
塩分を摂りすぎるとどうなる? 主なデメリット
1. 高血圧になりやすい
塩分を摂りすぎると血液中のナトリウム濃度が高くなり、体は水分をため込んで血液量を増やして調整しようとします。
その結果、血圧が上昇しやすくなり、高血圧のリスクが高まります。
2. むくみが起こりやすくなる
体が水分を保持しようとすることで、足や顔がむくみやすい状態に。夕方になると靴がきつくなる、顔が腫れぼったいと感じる人は要注意です。
3. 心臓や腎臓に負担がかかる
血液量が増えることで心臓はより強く動かなくてはならず、心臓への負担が大きくなります。
また、余分な塩分を排出する役割を持つ腎臓にも負担がかかり、腎機能の低下につながる場合もあります。
4. 胃への悪影響
塩分の多い食事は胃の粘膜を荒らしやすく、胃がんのリスク増加との関連も指摘されています。
今日からできる!減塩のコツ
1. 調味料は“かける”より“つける”
しょうゆやソースを料理に“かける”と量が増えがち。お皿に少し出して“つける”習慣に変えると、自然と使用量を減らせます。
2. だしや香味野菜を活用する
昆布やかつおぶし、しょうが、にんにく、ハーブなどを使えば、塩分少なめでも満足感のある味になります。
3. 加工食品は控えめに
ハム・ベーコン・漬物・インスタント食品などは塩分が多め。
買う頻度を減らしたり、減塩タイプを選んだりするだけでも摂取量は大きく変わります。
4. 外食では “味薄め” をお願いする
多くのお店では、注文時に「薄味で」と伝えると対応してくれます。
スープは全部飲まないだけでも減塩効果は抜群です。
5. 食材そのものの味を楽しむ
野菜や肉、魚は素材の旨味があります。
焼く・蒸すなどで素材本来の味を活かせば、自然に塩を減らせます。
まとめ
塩分は健康維持に必要ですが、摂りすぎると高血圧やむくみ、心臓・腎臓への負担など、多くのデメリットがあります。
しかし、調味料の使い方を工夫したり、加工食品を控えたりと、ちょっとした工夫で無理なく減塩は可能です。
今日から少しずつ取り入れて、体に優しい食生活を目指しましょう!
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