腸内環境を整えて痩せ体質になろう

2023年6月18日

どうも。主婦です。暑い季節。薄着の季節。贅沢なことを言うとハードな運動とかはなるべく避けて楽に痩せたいところですよね。

そんな贅沢な願いは、腸内環境を整えることで叶うかもしれません。まず、腸内環境について知りましょう。

善玉菌とは

善玉菌は、一般的には体にとって有益な影響をもたらす腸内細菌を指す言葉です。善玉菌は、腸内細菌叢（腸内に存在する細菌の集合体）の一部として存在し、健康維持や免疫機能のサポートに役立つとされています。

善玉菌の中でもよく知られているのは乳酸菌（ラクトバシラスやビフィズス菌など）です。これらの菌は腸内の環境を改善し、消化や免疫機能を促進することが示唆されています。善玉菌は、腸内のバランスを維持し、有害な細菌の増殖を防ぐことで腸の健康をサポートする役割を果たすとされています。

悪玉菌とは

「悪玉菌」という用語は、一般的には体に悪影響を及ぼす可能性のある腸内細菌を指す言葉です。ただし、科学的には「悪玉菌」という厳密な定義は存在せず、個々の細菌の効果や役割は複雑で多様です。

一部の病原性細菌や条件によっては、腸内でバランスが崩れたり、炎症を引き起こす可能性がある細菌が存在することが知られています。例えば、大腸菌O157やクロストリジウム・ディフィシル（Clostridium difficile）などは、腸内での過剰増殖が疾患の原因となることがあります。

日和見菌とは

日和見菌は、上記の善玉菌、悪玉菌どちらにも分類されない菌ですが、腸内細菌の7割を占め、優位になった菌に味方する性質を持つので、善玉菌が優位になれば善玉菌に味方して腸内環境が整いますが、悪玉菌が優位になれば悪玉菌に味方して腸内環境が悪化します。

腸内環境が悪化すると太る理由

悪玉菌が優位になり日和見菌が悪玉菌の味方になると、腸内環境が悪化しますが、それにより太りやすくなる理由を以下にまとめました。

食物の分解と吸収: 腸内細菌は食物の分解や吸収に関与します。バランスの悪い腸内環境では、栄養素の適切な吸収が妨げられる可能性があります。これにより、体が必要な栄養素を得られず、飢餓感や食欲増進が生じることがあります。
炎症反応: 腸内の細菌のバランスが崩れると、炎症反応が活性化する可能性があります。慢性的な炎症は、インスリン抵抗性（体が適切にインスリンを利用できなくなる状態）や脂肪蓄積の増加など、代謝の変化を引き起こすことが知られています。
エネルギー代謝の変化: 腸内細菌は、食物の代謝に関与することがあります。バランスの悪い腸内環境では、エネルギーの吸収や脂肪酸の代謝が変化し、体重の増加につながる可能性があります。
食欲調節: 腸内細菌は、食欲を調節するホルモンの産生に関与することがあります。腸内環境の乱れにより、これらのホルモンのバランスが崩れることがあり、食欲が増進する可能性があります。

腸内環境を整えて痩せやすくなる方法

バランスの取れた食事: 食物繊維、プロバイオティクス（善玉菌を含む食品やサプリメント）、発酵食品などを摂取することが重要です。食物繊維は腸内の善玉菌のエサとなり、プロバイオティクスや発酵食品は善玉菌を増やす助けとなる可能性があります。
適度な運動: 適度な運動は代謝を促進し、腸内環境の改善にも寄与することが知られています。有酸素運動や筋力トレーニングなど、自身の健康状態や目標に合った運動を取り入れましょう。
ストレス管理: 長期間のストレスは腸内環境に悪影響を及ぼす可能性があります。ストレス管理の方法としては、リラクゼーションテクニック、瞑想、適切な休息などがあります。
十分な睡眠: 睡眠不足は腸内環境を乱す可能性があります。充分な睡眠を確保し、規則正しい睡眠スケジュールを作ることが重要です。
摂取量の管理: 適切な食事量を摂ることも大切です。過剰な摂取や食べ過ぎは体重増加のリスクを高めることがありますので、食事の摂取量をコントロールすることが必要です。

これらの方法により、善玉菌が増え腸内環境が整うと痩せやすい体質になれると言えます。5の摂取量の管理は、腸内環境が整うことで過度な食欲が無くなり意識せずとも自然にできるようになる可能性が大きいので、まずは腸内環境に良い食べ物を積極的に食べて、適度に運動をするところから始めてみるのはいかがでしょうか？